悲しき恋歌 あらすじ 【韓国ドラマ】

■『悲しき恋歌』
ミュージックビデオのような叙情的な映像と音楽で好評を博した、韓流スター、クォン・サンウとキム・ヒソンの代表作！ 米軍基地の町で水商売を営む母に育てられたジュンニョンは、純粋な心の持ち主だが、孤独で厳しい幼少期を送る。そんな彼は、幼い頃の不慮の事故で視力に障害を負いつつも明るく聡明に生きる少女ヘインに出会い、恋におちる。 二人の幸せもつかの間、ヘインが叔母とともにニューヨークに渡ることに。ヘインはそこでコンウに出会い、彼の助けで視力を取り戻すが・・・。

◆第1話
米兵の胸に抱かれ媚を売る母を見ながら、いっそのこと孤児だったら良かったという思いを抱き、不幸な毎日を送るジュニョン。学校にも勉強にも身が入らず、ケンカばかりしながら独りだけの世界に閉じこもっている。ファジョンはそんなジュニョンを捕まえるため、周りの大人たちを真似て誘惑しようとするが、閉ざされたジュニョンの心を開くことはできない。ある日、夜のステージに立つ歌手のミスクがヘインと共に引っ越してくる。ジュニョンは角膜を傷つけ失明した少女ヘインに出会い、初めて胸のときめきを感じる｡ヘインに近づき、少しずつ笑顔が増えてくるジュニョン。

◆第2話
思春期に入った二人は、相変わらず友情と愛を共有する。ヘインのために点字を習い、教科書とノートの筆記を手伝ってあげるジュニョン。クリスマスが近づき、ヘインにプレゼントする曲を作曲しようと、ジュニョンは忙しく過ごす。しかしクリスマスの前日、ヘインの叔母ミスクはヒャンジャ(ジュニョンの母)のお金を盗み、ヘインを連れて夜逃げする。ヘインを失ったジュニョンは深い喪失感に浸り彷徨い続け、ヒャンジャはそんなジュニョンをソウルにいる実父チェ・ジョンイルに預け、捨てるようにして帰ってくる。慣れない父の家を飛び出したジュニョンだったが、自分に会いたがっていたジョンイルの本当の気持ちを知ってからは、そこで暮らすことに。チェ・ジュンギュという名前で新しい生活をスタートさせることになったジュニョン。転入した高校で、運命の友ゴヌとの初対面を果たす。

◆第3話
ドンドンと響く音楽も、騒々しいネオンサインもないジョンイルの家、自分にそれとなく敵意を見せる父の同居相手の女の冷たい目線に耐えられぬジュニョンは、東豆川に置いてきた古いギターを取りに行くという言い訳をして、故郷を訪ねる。ファジョンにヘインの消息を尋ねるが、何の連絡もなかったという言葉だけを聞いて帰路に着いたジュニョン。続いて母を訪ねたジュニョンだったが、米兵の胸に抱かれていたヒャンジャは冷たくジュニョンに対応し、そんなヒャンジャの姿を見て侮蔑感と背信感を感じた彼は、もう二度と母さんに会いに来ないと言って立ち去る。ジュニョンが去った後、ヒャンジャは強い酒をあおり、涙をのむ。

◆第4話
感激の再開を果たしたジュニョンとヘインは、この手を絶対に離さないと誓い合う。ジュニョンはゴヌに別荘を貸してくれと電話をする。叔母に連絡をしなくても大丈夫なのかと言うジュニョンに、ヘインは叔母は旅行に行ったと言いつくろう。ゴヌの別荘で、ヘインはジュニョンが作曲したギターの曲を聴き感動する。

◆第5話
ジュンギュ(ジュニョン)は大学生になってヘインに会いに行くという約束を守るため、ギターの天才チャンホから本格的なギター手法を学び、血のにじむような努力を重ねる。一方のヘインは、徐々に本性を現し始めたウィリーのせいで辛い日々を送るが、ジュンギュには幸せに過ごしているという手紙を送り、ジュンギュが来てくれるのだけを心待ちにする。月日は流れ…入試を受けに入ったジュンギュは思いがけず悲報を知らされ、ヘインはアメリカに留学に来たゴヌと運命的に出逢うのだが…。

◆第6話
ジュンギュはヘインからの手紙が来なくなると、ヘインを訪ねてアメリカに行くための方法を探し、プリンストン大学で女学生の人気を集め有名人となったゴヌは、ヘインから生まれて初めて運命的な愛の導きを感じる。一方、ファジョンはヘインがいなくなってできた空席を占めるため、ジュンギュのそばを離れず妨害工作を始める。辛い日々を送っていたヘインは、ゴヌの助けを借りてニューヨークの有名なジャズクラブで歌手として初舞台に立つことになるのだが…。

◆第7話
ヘインはゴヌの助けでジャズクラブの歌手となる。ゴヌは障害があるのにもかかわらず明るく気丈なヘインに惹かれるが、ヘインはお金を集めてジュニョンに会いに韓国に帰る日だけを心待ちにする。ゴヌは、ヘインが自分の誕生日パーティーに他の男のパートナーとして現れると誤解をし、ヘインの自尊心を傷つける。一方、ヘインの手紙を待っていたジュンギュは、命綱のように大事にしていたヘインのネックレスを失くし、不安になる。しかし、ヘインに会ったというチャーリーの手紙を受け取り再び希望を取り戻したジュニョンは、ヘインがいるニューヨークに発つことになるのだが…。

◆第8話
ジュニョンが死んだという手紙を受け取ったヘインは絶望に打ちひしがれて道を彷徨い、交通事故に遭ってしまう。事故現場を目撃するゴヌ。一方、ニューヨークに到着したジュンギュはチャーリーに会い、ヘインのクラブと家を訪ねるが、ヘインに会うことが出来ない。ゴヌはこん睡状態に陥ったヘインを看護し、ジュンギュは突然消えたヘインを捜してニューヨークをさまよい歩く。チャーリーのせいで危機に瀕したジュンギュはニューヨークを去る前にごゴヌに会いに病院を訪れるのだが…。

◆第9話
ゴヌは自殺しようとしたヘインを助け、韓国に帰ってきたジュンギュは再びヘインを訪ねてアメリカに行こうとするが、令状を受け取る。ヘインは絶望に沈んだまま無意味な毎日を送り、ヘインが目の手術さえ受ければ見えるようになるという事実を知ったゴヌは、匿名の篤志家となって手術を援助する。目を開いたヘインは再びステージに立ち…　一方、軍隊を除隊したジュンギュは危険な発破場で働きながらヘインを訪ねる日だけを待つが、ゴヌの婚約者となって帰ってきたヘインに会うことになる。

◆第10話
ゴヌの婚約者となって帰ってきたヘインを見たジュンギュは、ショックと裏切られた気持ちで何も言うことをできない。ジュンギュはヘインの指にはめられた華麗な婚約指輪を見て、信じられない現実に苦しむ。ジュンギュの音声を聞いたヘインは、我知らずゴヌの前でジュニョンの名前を呼ぶ。その瞬間、奇妙な感じを覚えたジュンギュは、どうして自分がソ・ジュニョンだと言い出せなかったのだろうと後悔し、ヘインもジュニョンの名を呼んでしまったことを申し訳なく思いつつ、ソウルへ向かう。こうしてヘインを見送ったジュンギュは、遠ざかる車を見つめていたが、ヘインを捉まえるため彼女のホテルに急ぐのだが…。

◆第11話
ジュンギュは、自分が作った曲はへインだけが歌えるようにするという約束を守るため作曲家に転身、ゴヌの会社に入社する。ジュンギュはヘインとレコーディングをしながら、自分がジュニョンであるという事実を隠すため冷たく当たるが、ジュンギュの音声を聴くたびにジュニョンを思い浮かべるヘインは、ジュンギュがジュニョンなのではないかと訝る。ジュンギュは、気持ちが揺れ動くヘインを落ち着かせるためハードに練習をさせ、ヘインはそんなジュンギュが嫌いになる。ゴヌは二人の葛藤に気がつき和解の時間を設ける。別荘のスタジオでレコーディングをしていたジュンギュとヘインは、最終の船がなくなってしまい二人きりで残されるのだが…。

◆第12話
ゴヌはヘインのデビューコンサートをスキー場で開くことにし、ジュンギュ、ヘインと共に先発隊としてやってくる。しかし、ゴヌが会社の株を担保に借金をしたという事実を知ったカンインはゴヌをソウルに呼び寄せ、ジュンギュとヘインは不本意ながらも二人で過ごし、より距離を近づける。カンインがコンサート場を閉鎖してしまい、ヘインのコンサート実施は危機に陥るが、ジュンギュとヘインは力を合わせて危機を克服、コンサートを成功裏に終えたヘインはスターダムへとのし上がる。成功したヘインを見て、もう自分は去る時だと考えるジュンギュ。ヘインに別れを告げてジュンギュが去った後、いなくなった彼を思いながら寂しい思いをしていたヘインは、アジトでギターを引いているジュンギュに出遭う。こうしてふたりは感激の再会を果たすのだが…。

◆第13話
感激の再会を果たしたジュンギュとヘインは、アジトで思いを打ち明けあう。ゴヌの連絡を受けたジュンギュは帰ろうと言うが、ヘインは川に入り、二度とジュニョンの手を放さないと叫ぶ。一方、帰ってこないヘインを心配したゴヌはカンインと口論となって家を飛び出し、ジュンギュとヘインはアジトで一晩を過ごす。翌日、サンジンとミンホの陰謀によりヘインのスキャンダルがバラまかれ、ジュンギュとヘインはそのことも知らぬまま夢のようなデートを楽しむのだが…。

◆第14話
記者会見場でゴヌに公開プロポーズをされたヘインは、ジュンギュを見て迷った挙句、どうしようもなくプロポ－ズを受ける。お互いの気持ちを隠したままヘインと別れてしまったジュンギュはそのまま去ろうとするが、危機に瀕した会社を立て直そうというゴヌの頼みで、ヘインのオーディションを手伝うことに。一方、ファジョンに会ったヘインはファジョンの頬を叩き、一生許さないと言って宣戦布告する。オーディションでヘインと争うことになったファジョンはミンホと一計を案じ、オーディションの数時間前にヘインを拉致するのだが…。

◆第15話
病室の前でソ・ジュニョンという名前を発見して衝撃を受けたゴヌ。死んだとばかり思っていたソ・ジュニョンが生きていて、しかも彼がヘインと一緒にいるという事実を受け入れられないままさまよい歩く。一方、ジュンギュの連絡を受けて駆けつけたチャーリーは、記者たちを避けジュンギュとヘインを閑寂な海辺の民宿に投宿させる。ヘインは帰れというジュンギュの言葉を無視して献身的に彼を看護し、もう二度とジュンギュのそばを離れないと誓う。ゴヌは悩んだ末にファジョンを訪ね、ソ・ジュニョンの正体について問うが、ファジョンは妙な余韻を残して答えをはぐらかし、苦しみに耐えかねたゴヌは事故を起こす。

◆第16話
チェ・ジュンギュの正体が親友のソ・ジュニョンだったという事実を知ったゴヌは、ひどくショックを受ける。この世で最も信じていた友と大切な恋人に裏切られたゴヌは、翌日父を訪ね、ヘインとの結婚を許可するのを条件にレコード事業を諦めKNTの後継者になることを宣言する。一方、生死の境をさまよっていたジュンギュは自分を呼ぶヘインの声で目を開けるが、ヘインの姿を見つけられない。今さらながらにヘインの大切さを悟ったジュンギュはこれまでの行いを後悔してヘインを捜し求める。自分のせいで不幸になっていくジュンギュのため、命だけ救ってくれるのならば彼のもとを去る、と切に願っていたヘインは、ジュンギュのもとに戻ることができない。以前と変わらぬ様子のヘインとの婚約を急ぐゴヌは、退院したジュンギュとヘインが会っているのを目撃し、その怒りをジュンギュにぶつけるのだが…。

◆第17話
ヘインを不幸せにするのなら渡せないというジュンギュの宣言に、ゴヌはこれまで二人が自分を騙して密会を続けてきたのだという誤解をより強くする。ゴヌは怒りを爆発させ、ジュンギュに突っかかる。激しく殴りあう二人を見ていられないヘインは、ジュンギュを守るために全部私のせいだと言い、もう二度とこんなことは起こらないと約束する。そんなヘインの様子から、彼女が未だジュンギュだけを愛していることを知ったゴヌは、その愛情が深かっただけに、激しい妬みでヘインを苦しめる。これ以上引き下がってはいられないとヘインを説得していたジュンギュだったが、ヘインの強い意志を曲げられず、黙ってゴヌの横暴を受け入れる。そんなある日、苦しめられるヘインを目の当たりにしたジュンギュは、もう耐えられないと言ってヘインの手を掴み、ゴヌの別荘を飛び出すのだが…。

◆第18話
長い離別と彷徨の果てにウェモク村で再会したジュンギュとヘイン。ヘインは以前のように逞しく堂々とした自分を取り戻すと言うが、ジュンギュの感動的なプロポーズの前に、これ以上は自分の感情を隠すことも、逃げることもできないことを悟り、その胸に抱かれる。一方、ゴヌは消えたヘインを捜して彷徨い、苦しみぬく。そのことを知ったサンジンの陰謀により、ゴヌとヘインの破局説が流布。ゴヌはヘインとの関係に問題はないとして事態を収集し、KNT創立記念パーティーにヘインを連れてくると宣言、ヘインと共に消えたジュンギュを血眼になって捜し回る｡

◆第19話
ゴヌの車から飛び降りたヘインはジュンギュに駆け寄り、愛を告白する。ゴヌはその姿を見てとうとう諦める。一方、サンジンの陰謀によりカンインが検察に連行され、ゴヌが企画していた携帯電話とまったく同じものがライバル会社から発売される。ソウルにやって来たジュンギュとヘインはペントハウスに引越し、歌手として再起を図ってデモCDを携えて営業に回るのだが…KNTがヘインの活動禁止に関する協助公文書を発行したという事実を知ったジュンギュは怒りに駆られてゴヌを訪ね、憎悪の言葉を投げかける。その頃、サンジンがいつか自分をも裏切るかもしれないと考えたミンホは､サンジンの陰謀をmp3プレイヤーに録音してファジョンに預け､ファジョンはmp3プレイヤーをエサにジュンギュを誘惑するのだが。

◆第20話
ジュンギュはサンジンの陰謀により危機に陥ったゴヌを救い、二人は和解する。サンジンをどう処理するかで苦心していたゴヌは、スジの妊娠を知って茫然とする。ジュンギュとヘインはKNTの携帯電話にヘインの音源を入れようというゴヌの提案を受け入れ、レコーディング作業に拍車をかける。携帯電話の発売と共にヘインのCDがリリースされ、ヘインは華麗にカムバックを果たす｡　ジュンギュは作曲家として､ゴヌは事業家として認められる｡　3人はこれまでの葛藤から脱してコンサートの成功を願い、ジュンギュは延ばし延ばしにしていたプロポーズの準備をしながら幸せに浸る。一方、サンジン新たな計略を知ったゴヌはサンジンをニューヨーク支社に異動させて窮地に追い込み、ゴヌに恨みを抱いたサンジンはゴヌを消せという指示をミンホに下すのだが…。

◆監督／演出：ユ・チョルヨン
◆脚本：イ・ソンウン
◆出演者：クォン・サンウ、キム・ヒソン、ヨン・ジョンフン

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