不死鳥の如く 【中国・台湾系ドラマ】

■『不死鳥の如く』
爆発事故は誰が仕掛けたのか？　2つの世代の怨念が複雑に変化するサスペンス巨編！　さらに、カーアクション、爆発事故、銃撃戦などのアクション要素も満載!!

◆第1話　すべての始まり
2005年ベニス―連城グループのリー・シェンナン会長は留学先で博士号を得た孫娘ウーシャを迎えにスイスへと向かう。スイスからベニスへ旅行中、ウーシャはハンサムな投資家、スイシャンに出会う。自信家のスイシャンに惹かれながらも反発するウーシャ。しかし、雲南に帰国後、ふたりは再会を果たすのだった……。

◆第2話　仕組まれた罠
脱税容疑をかけられ拘束されたシェンナン会長。救う手立てが見つからず苦悩するウーシャに、手を差し伸べたのはスイシャンだった。次第に心を許していくウーシャだったが、全てはスイシャン自身が仕組んだ自作自演の狂言だったことを彼女は知らなかった……。

◆第3話　動き出す運命
シェンナン会長は、恋に悩む孫娘ウーシャを見て、自身の過去を思い出していた。激動の1940年代、命がけで生きた60年前が鮮やかに甦っていく。連城倒産の危機を乗り越えるため至極の玉(ぎょく)を求めてミャンマーへ向かい、命の危機をスイユェンという男に救われたことを……。

◆第4話　天賦の才能
1940年ビルマ―世界最大の玉石市場、ビルマ。命も落としかねない闇市へ足を踏み入れた若き日のシェンナンとスイユェン。目利きだけで勝負を仕掛けるシェンナンだったが、女性の地位が認めらない市場で牛耳る山賊一味が見逃さなかった。追いつめられた二人の前に、闇社会の権力者モーグが現れる……。

◆第5話　バーチェの陰謀
1940年ビルマ―モーグの決済により究極の玉ヒスイを手に入れたシェンナンとスイユェン。しかし、モーグの忠告を無視し執拗に二人を追いつめる山賊の長バーチェにシェンナンは誘拐されてしまう。バーチェはシェンナンの命が惜しければ、玉石を渡せと脅迫する。スイユェンは命をかけてシェンナンを救いに行くのだった。

◆第6話　ビルマ大脱出
命からがらバーチェのアジトから脱出し、町に戻った2人。イギリス人のロビンソンに助けを求め、重傷のスイユェンは命を取り留めた。静養中のある日、中国行きの列車が運行すると聞きつけるが、モーグの敵を討つためにスイユェンは切符の手配を断る。シェンナンはロビンソンの元でスイユェンの帰りを待つが……。

◆第7話　母の秘密
ビルマで手に入れた玉石から玉を取り出す作業は難航。連城一の古参でシェンナンの師匠であるシャンの体力は限界に達し、ついに力尽きる。亡き師匠の言葉に従い、シェンナンとスイユェンはショウシャンという腕利きの職人に会いに行く。その事実を知ったシェンナンの父チャンチーは大激怒。ショウシャンとチャンチーの間には深い因縁があった……。

◆第8話　予期せぬ客人
2つの玉を龍と鳳凰の形に彫る作業が始まり、ひと安心したシェンナン一家。しかし喜びもつかの間、スイユェンは恩人に呼ばれ香港へと旅立つことに。二度目の別れを悲しむシェンナンは、毎日のように駅に出向き彼の帰りを待つ。しかし、やっと昆明に帰ってきたスイユェンは1人の美しい女性を連れてきたのだった。

◆第9話　すれ違う想い
スイユェンがシャオトンと婚約していることを知ったシェンナンはショックを隠し切れない。そんな中、連城の債権者たちが玉のことを聞きつけ、借金の代わりに玉を渡すよう要求してくる。応じない場合は、軍隊率いるリー師団長に制裁を委ねるという。危険を感じたシェンナンはリーに直接会いに行くが……。

◆第10話　新たなる出会い
玉の彫刻作業は着々と進み、龍の形が出来上がってきた。シェンナンはこのすばらしい芸術作品を手放したくないと思い始める。一方、ドァン家の債権者はこの玉を狙い、権力をもつ軍人のリーに便宜をはかるよう依頼する。それを機に、リーはドァン家と急速に親しくなっていき、シェンナンを愛すようになる……。

◆第11話　仮面の親友
リーの気持ちを知りながら、スイユェンへの想いを断ち切れないシェンナン。しかしある日、リーの兵営を訪ねた際に、リーが諜報員を撃退するのを目撃し、彼の男らしい気骨に心惹かれ始める。一方、現在の上海。昔話をしていたシェンナンは突然、倒れてしまう。ウーシャの留学時代の友人、ディンディンが病院に駆けつけるが……。

◆第12話　浴火鳳凰と雪白玉龍
シェンナンを見舞ったスイシャンは、「浴火鳳凰」を見せてもらう。2つの玉に「浴火鳳凰」と「雪白玉龍」と名づけたのは、かつてのリーだった。当時、シェンナンはリーに約束をすっぽかされて腹を立てていた。そして彼が戦友の遺児ドンドンを養育していることを知る。2人は和解するが、ドンドンが誘拐されてしまう。

◆第13話　出会いと別れ
ドンドンを救い出したスイユェンは負傷して入院。互いの愛を確かめ合うシェンナンとスイユェンを見て、リーは恋をあきらめることを決意する。一方、別れを告げ香港へ旅立ったシャオトン。責任を感じたスイユェンは彼女の後を追う。そしてチャンチーは娘シェンナンをリーに託し、ついに他界。愛する人の安否を心配し、シェンナンも香港へと向かうが……。

◆第14話　苦難の時
日本軍占領下の香港は食料危機に陥る。高熱が続くシャオトンのため手を尽くしてきたシェンナンは、リーからもらった袋の中から金の延べ棒を発見。米の買い足しに出かけるが日本軍に遭遇し、リーに助けられる。そんな中、シャオトンの家に日本軍の家宅捜査が入る。

◆第15話　シャオトンの犠牲
捜査司令部で、ローボーはシャオトンに通行許可証を渡すことを約束し昼食に誘う。彼の下心を知りながら身を投げ出すシャオトン。一方、現在の上海。シェンナンはスイシャンの真意を疑い、密かに調査を急ぐ。ウーシャへの告白を決心したジャーチェンは、自分とディンディンの仲立ちをする彼女の本心に気づく。

◆第16話　青天の霹靂
2005年上海―スイシャンと親密になっていくウーシャだが、重い病にかかっていることを知らされる。ウーシャはジャーチェンに助けを求めるが、スイシャンは2人のことを誤解してしまう。やがて皆が真相を知り、スイシャンは彼女にいっそう愛を注ぐようになる。そんな中、失意のジャーチェンのもとにディンディンが現れる。

◆第17話　知られざる過去
ドナーが見つからず気をもんでいるシェンナンのもとへ、病院からドナーが見つかったとの朗報が届く。そのドナーとは、何とスイシャンだった。スイシャンの母と自称するバイ・ルールーがシェンナンを訪ね、スイシャンの過去を語る。シェンナンの前で母親と和解し、リー家のさらなる信頼を得たスイシャンは、ようやく連城に入社する。

◆第18話　親友の嫉妬
連城経営陣の評価を得たスイシャンは、ウーシャへのプロポーズにも成功。彼への不信感を抱きつつあるシェンナンだったが、やむを得ず結婚に同意する。一方のディンディンはウーシャへの嫉妬を募らせ、なんとか彼女より先に結婚をしようとジャーチェンを狙うのだった。ワナに落ちたジャーチェンを待つ運命とは……？

◆第19話　運命の急転
孫娘の婚礼を翌日に控え、シェンナンは再び思い出にふける。当時、スイユェンは悪徳商人に仕掛けられた地雷を踏むが、シャオトンに救われる。シェンナンはスイユェンを思いリーの告白を拒むが、スイユェンは自分を助けて両脚を失ったシャオトンに一生の約束をするのだった。

◆第20話　婚礼
雲南を離れるスイユェンとシャオトンが、列車の爆発に巻き込まれてしまう。リーとの婚礼から抜け出したシェンナンは爆発現場でスイユェンの遺物らしき物を見つけ、泣き崩れる。数十年後の結婚式場。バイ・ルールーの言動を密かに見張る新郎、スイシャン。翌朝、巨額の小切手を手にして満足げに香港に立とうとするバイだが……。

◆第21話　裏切り
スイシャンはヤクザを使って邪魔になったバイを南アメリカへ売ることに。ディンディンの浮気で悩むジャーチェンを慰め、シェンナンは過去の思い出を語る。当時、列車爆発で悲しみに暮れていた彼女は、リーの優しさに心を打たれる。一方リーは、敵の待ち伏せ攻撃を受け内通者の存在に気づくが、敵にシェンナンを拘束されてしまう。

◆第22話　再会
浴火鳳凰を守るために殺害された夫リーの墓前で、シェンナンは子供と共に強く生きていくことを約束する。この話を聞いたジャーチェンは結婚の危機を乗り越えようと決意する。一方、落ちぶれたリー・ドン（ドンドン）と数十年ぶりに再会したシェンナンは、悲しい思い出に浸る。目の前の事にだまされないようにとのリー・ドンの一言。その真意は？

◆第23話　陰謀の始まり
スイシャン夫婦はついに連城の経営に参加することに。スイシャンの正体を知ったリー・ドンは金銭目的で彼と接触するが口止めされてしまう。殺害の一部始終がDV愛好家によって撮影されたことを知らずにいるスイシャンは、ワン・タオと手を組み、連城を滅ぼす計画をスタートさせる。一方、妻に離婚を申し込まれたジャーチェンは毎晩酒に溺れ……。

◆第24話　復讐の炎
手術に遅刻したジャーチェンは患者に告訴されてしまう。連城では、スイシャンの企みによって商機がワンに奪われる。スイシャンの陰謀を知ったシェンナンは脳溢血で倒れ、彼に監禁されることに。一方、ディンディンにある衝撃的な事実を告げられ、ジャーチェンはいっそう落ち込む。そんな彼を気にかけるウーシャをスイシャンは叱責するのだった。

◆第25話　連城の主宰者
ウーシャの態度が冷ややかになり、ジャーチェンは国境なき医師団に参加し国を離れる。シェンナンを厳しく監視しながら連城を瓦解させる計画を進めるスイシャンは、ついに会長の権力を手にし、ディンディンを入社させる。彼とディンディンとの間で企んでいるものとは……？

◆第26話　悪魔の呪文
夫と親友の不倫現場に遭遇しショックを受けたウーシャは誕生会でも再び傷つけられてしまう。しかしスイシャンは、彼女が妄想症にかかったのだと責め立てる。精神的な苦痛に堪えきれず、彼女はついにディンディンを殴ってしまう。リン先生に真相を知らされ、目が覚めるウーシャ。果たして彼女は、窮地に陥った連城とシェンナンを救えるのだろうか……。

◆第27話　暗闇からの脱却
連城が多くの不良企業を買収し多額の資金を流失させた事実を知り、ウーシャは会社の帳簿を調べようとするが、阻止される。ワン・タオと密談を重ね、浦東開発を企むスイシャン。一方ウーシャは、スイシャンが雇ったルー先生が脳外科専門でない事実に気づき、リン先生の力を借りてシェンナン救出を試みる。

◆第28話　悪夢の目覚め
帰国したジャーチェンはシェンナン迫害の手口を解明するが、証拠がないためスイシャンを告訴できないでいた。意識を取り戻したシェンナンはウーシャにすべての真相を話す。すでにスイシャンの子供を妊娠していたウーシャは、苦しんだ末に中絶を諦める。スイシャンはジャーチェンの好意ある説得を拒み、一人になると感傷に溺れるのだった。

◆第29話　半世紀後の事実
殺人現場を録画したという者に10万元を要求され、スイシャンは彼の裏を明かそうとするが失敗に終わる。一方、リー・ドン生前の生活の地、マレーシアへ向かうついでにシャオトンとスイユェンを訪ねることにしたシェンナン。スイユェンとの面会を止められ、未だに憎しみを募らせるシャオトンに、過去数十年間に渡る悔いを語られる。

◆第30話　変わらぬ愛
愛する人との再会を心待ちに、数十年も痴呆を装い続けたスイユェンは、幸せな一日を過ごし安らかにこの世を去る。一方、石油会社への投資を企むスイシャンは、便宜を図るためにディンディンの名義を借りる。言い争いでウーシャを押し倒し、入院させてしまったディンディンは、スイシャンに容赦なく責めたてられ報復の念を抱くようになる。

◆第31話　限りなき悔やみ
石油会社の株を手にしたディンディンは、早速ワンに売って換金する。借金の返済を要請され、シェンナンは浴火鳳凰と引き換えにスイシャンから6億を借りることに。復讐計画を順調に運び得意満面なスイシャンだが、自分が復讐の道具として使われていたとシャオトンから聞かされ、大きなショックを受ける。

◆第32話　過ちの果て
交通事故を起こし失明したスイシャンは、ディンディンに催眠薬を飲まされ銀行の金庫をあさられる。スイシャンの許しを得られず絶望したシャオトンは服毒自殺をしてしまう。二度目のショックを受けたスイシャンは、浴火鳳凰と傲雪玉龍を手にして、縁を切るとの言葉を残しリー家を後にする。

◆第33話　連城争奪戦
連城へ融資したことでワンに怒鳴られたスイシャンは、大富豪トン・ウィルソンの力を借りて浦東の土地を奪回しようと計画する。一方、ジャーチェンは雲南の個人資産を換金し資金集めに八方奔走するシェンナンとウーシャを応援するのだった。返済が迫っている中、連城に20億を投資する意向を示すアメリカの銀行が現れる……。

◆第34話　声なき懺悔
頭痛がひどくなり視力も弱まっていくスイシャン。ディンディンの閉所恐怖症を利用し大事な書類を取り戻すが、殺人証拠であるDVDが行方不明に。融資先を探し続けるシェンナンと辛労で倒れるウーシャを過激な言葉と行動で傷つけ続けるスイシャンだが、心の底で懺悔を繰り返し、自分の気持ちを誰にも語れずにいた。

◆第35話　重ねる苦心
ウーシャはトン・ウィルソンに誠意を示しようやく株主になってもらうことに。ジャーチェンに求婚されるが、スイシャンへの想いを断ち切れずにいた。一方、スイシャンはタンから株を移譲してもらい、会長の座を手に入れる。怒りを抑えきれないジャーチェンがついにスイシャンに暴力を振るうが、実はそれもスイシャンの計画の一環だった……。

◆第36話　あしながおじさん
スイシャンは会長になってすぐ浦東の開発計画を変更し、連城の社員を自分の腹心と入れ替えようと急ぐ。失意のどん底にいるウーシャに「あしながおじさん」からメールが届く。医者の資格をなくし自暴自棄になったジャーチェンを励まし、一緒に幸せになることを願う「あしながおじさん」の正体はなんと、スイシャンだった。

◆第37話　罪の償い
スイシャンの通報によってワンが賄賂現場で逮捕される。報復を図るワンは殺人の証拠DVDを入手しスイシャンを脅迫するが、糖尿病が発病し死に至る。手術を拒み続け、その理由をジャーチェンに気づかれつつあるスイシャンは、最後の罪の償いとして株権譲渡の準備にとりかかるのだった。

◆第38話　すべての真相
ウーシャとジャーチェンの新婚祝いに、浴火鳳凰と傲雪玉龍が入った箱を渡し去っていくスイシャン。箱の中にあった手紙で真相を知ったウーシャは彼の後を追う。暴走するディンディンの車からウーシャを守るために負傷したスイシャンは、再び失明してしまう。スイシャンは人殺しの罪に問われ入獄、同房者のマーと共に深い自責の念にとらわれる。

◆第39話　命の輪廻
ウーシャの手紙を読み、さらに深い罪の意識を抱くスイシャンは、彼女との面会を拒み続ける。やがて死刑宣告が下され、ショックに堪えきれないウーシャは入院する。上訴を断念し、ただ妻と生まれてくる子供の幸せを祈るばかりのスイシャンは、自責の念に苦しみ自殺を図る。幸い彼の願いは叶い、男の子が無事に生まれる。

◆第40話　愛の追憶
息子と面会に来たウーシャに、スイシャンは彼女への真の愛を告白する。処刑の日にスイシャンの視力は奇跡的に快復し、スイシャンは妻と息子の顔を眺め、満足した中で去っていく。ウーシャは息子を連れて夫との出会いの地、ベネチアを訪れる。そして過去の悲しみを乗り越えて強く生きていくことを心に決めるのだった。

◆出演：ショーン・ユー、アレックス・フォン、フォン・ボーボー、ホアン・イー、クリスティ・ヨン
制作：2006年 制作総指揮：バリー・ウォン（王晶/ウォン・ジン） 監督：ジョン・ショウション、ジュ・ルイビン 総括プロデューサー：ティエ・フォウ、ジアン・ジェンツォン、ジャン・ズウジエ

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----------ドラマのあらすじ情報----------

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